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読んだ本などなど。
by mozuku0906
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借金取りの王子@垣根 涼介

借金取りの王子

垣根 涼介 / 新潮社



内容紹介
村上真介はリストラを請負う会社に勤めるサラリーマン。昨日はデパート、今日はサラ金、明日は生保に乗り込んで、泣かれたり、殴られたり。相性バッチリの恋人陽子は恐ろしく気の強い女で、すんなり結婚とはいかないし、真介の前には難題山積み。だけど明日は来る――。他人事でないリストラ話に思わず涙。働く人必読の面白小説!
内容(「BOOK」データベースより)
デキる女ほど、なぜ辞めたがる??リストラ請負人・村上真介の悩みは今日も深い。デパート、生保、金融、ホテル…次の標的は、あなたかも!?恋と仕事の傑作エンタテインメント、ますますパワーアップ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
垣根/涼介
1966年長崎県諫早市生れ。筑波大学卒業。2000年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『ワイルド・ソウル』で大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の三冠達成。05年『君たちに明日はない』で山本周五郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


「君たちに明日はない」の続編のようなのだけど(知らずに借りてしまった)
これはこれで楽しめる。

シリーズもののようで、短編集でもある。


リストラ請負会社の社員である主人公が
リストラ告知対象者とのやりとりから、いろいろ考えたり。

自分は公務員だから
正直なところ、リストラの危機とかは感じたことないんだけど。(それにみあったお給料しかいただいていないしね)頑張っても頑張っても走らされる営業職というのは、本当に大変だな~って、思った。

いろんな職業について垣間見えて、そういう楽しみ方もできた。

仕事をやめるって
人生において大きな分岐点となるんだけど
そのときの自分のまわりに何があるのか誰がいるのか。
そして自分がどうありたいのか。

難しいね。

でも、
働かざる者、喰うべからずですものね。
# by mozuku0906 | 2012-11-03 15:18 | books(作家あ・か行)

東京ローカルサイキック@山本 幸久

東京ローカルサイキック

山本 幸久 / 徳間書店



内容紹介
ピンクのクラゲ“物体P"を退治せよ! 突然の命令にわたしたちは……。次世代作家として注目される著者の最新作。

内容(「BOOK」データベースより)
日暮誠は死んだミーニャのことを思い出すと瞬間移動した。吉原花菜は恋をすると体が浮いた。そんな二人が中学の図書委員会で一緒になった。委員長の花菜とひとつ歳下の日暮。おたがい想いを寄せながらもいつしかすれ違い―。それから六年。意外な形で二人は再会する。花菜がハマった深沢アキ、彼女は日暮の母親だった。しかも親友の穂先友美によれば、深沢アキにはピンクのクラゲがついているという…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

山本/幸久
1966年東京都生まれ。中央大学文学部卒。内装会社、編集プロダクション勤務を経て、2003年『笑う招き猫』で第16回小説すばる新人賞を受賞しデビュー

久々に山本さんの本読んだ。
SFもどき?
でも楽しめた。

ピンクのくらげ、て発想がなかなかおもろい。

かなしくなるとテレポーテーションしてまう少年と
恋をすると浮いてしまう少女の話。

中学生時代からの想いが、ずっと続いてるなんて。
すごいなーとか。

脇役だけど、「魔女」こと友美ちゃんの発想がいいなーと思った。

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# by mozuku0906 | 2012-11-03 15:12 | books(作家ま・や行)

海鳴屋楽団、空をいく@野中 ともそ

海鳴屋楽団、空をいく (一般書)

野中 ともそ / ポプラ社





内容説明
東京の会社を辞めた里男は、従兄が経営する旅館「海鳴屋」で働くことにした。訳ありの従業員たちによる「楽団」に巻き込まれて――。
内容(「BOOK」データベースより)
気取らない定食と温泉だけが自慢の旅館・海鳴屋。元バンドマンの主人と女将、カリブ出身の黒人青年、仲居の老姉妹、自称・幽霊作家ら個性豊かなメンバーが、ひとつ屋根の下でくり広げる音楽と希望の物語。渾身の長篇音楽小説。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
野中/ともそ
東京都生まれ。音楽ライター、ファッション誌編集者等を経て、1998年、『パンの鳴る海、緋の舞う空』で小説すばる新人賞を受賞。ニューヨークに在住。小説作品に加え、児童文学、自身のイラストによる絵ものがたりやイラストエッセイ集など、多分野にわたる創作活動を続けている


誰しも
過去はあって

そこにいきつくまで、いろんな背景がある。

主人公の里男にも過去はあって

前にすすむってことが
そこにいることなのか
どこかへいくことなのか
わからない

でも、前にすすむ

そういうのが心地よかった。

誰しも何もない人はいなくて
過去があるから今があるんだ

後悔ばかりの人生だって
昨日があるから今日があって
その積み重ねで。

だから、、明日を迎えよう。
1日分だけ、前に。

無理やりじゃないかんじでよかった。
# by mozuku0906 | 2012-10-28 19:26 | books(作家な・は行)

母親ウエスタン@原田 ひ香

母親ウエスタン

原田 ひ香 / 光文社



商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
母のない子持ちやもめの家庭を転々と渡り歩く広美。短いときは数か月、長くとも数年、トラック運転手や遠洋漁業、家を長く空ける父子家庭の母親役をして、家庭が軌道にのると人知れず去っていく。それは、母性が有り余っているのか、母性がぶっ壊れているのか、子供にとっては女神でもあり、突然姿を消す残酷な悪魔でもある。すばる文学賞受賞作家が挑む、初の長編エンターテインメント。ひたすらに“母”をさすらう女の物語。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)


原田/ひ香
1970年神奈川県生まれ。2006年「リトルプリンセス2号」でNHK創作ラジオドラマ大賞受賞。2007年「はじまらないティータイム」ですばる文学賞受賞。ワケあり物件に住む女性を描いた『東京ロンダリング』で注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


母親のいてない家庭を狙って転々とまわっていく広美。
おとこやもめ、とかいうのかな。

その子どもたちは、
広美の存在に、助けられ
でも突然去られることで傷つき。


想像もできない生活だけど

子にとっては大事な人で
大事な生活だったのだ。

母親は、
血のつながりよりも
心のつながり。。。
# by mozuku0906 | 2012-10-26 17:43 | books(作家な・は行)

少女 @湊 かなえ

少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)

湊 かなえ / 早川書房



内容紹介
高2の夏休み前、由紀と敦子は転入生の紫織から衝撃的な話を聞く。彼女はかつて親友の自殺を目にしたというのだ。その告白に魅せられた二人の胸にある思いが浮かぶ――「人が死ぬ瞬間を見たい」。由紀は病院へボランティアに行き、重病の少年の死を、敦子は老人ホームで手伝いをし、入居者の死を目撃しようとする。少女たちの無垢な好奇心から始まった夏が、複雑な因果の果てにむかえた衝撃の結末とは?

内容(「BOOK」データベースより)
親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら、死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く―死の瞬間に立ち合うために。高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

著者について
1973年広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。第2回BS-i新人脚本賞佳作入選(2005)、第35回創作ラジオドラマ大賞受賞(2007)。2007年「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞。2008年、同作を第1章とした全6章構成の『告白』がベストセラーとなる。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
湊/かなえ
1973年広島県生まれ。2005年第2回BS‐i新人脚本賞で佳作入選。07年第35回創作ラジオドラマ大賞を受賞。同年「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞。08年同作品を収録したデビュー作『告白』は、「週刊文春08年ミステリーベスト10」で第1位、第6回本屋大賞を受賞した


久々に、湊かなえさんの本を読んだと思う。

死ぬってどういうこと?


っていうのを追う話なのだけど

「死」って奥が深い、と思う。

なぜならば、この世にいるすべての人は死んだことがない、、、というか
そのあとがどうなるか、知らないから
すべては妄想だから、かな。


遠くて

でも、
すっごくすっごく近いものなんだろうな。
# by mozuku0906 | 2012-10-22 20:35 | books(作家ま・や行)