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読んだ本などなど。
by mozuku0906
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オー!ファーザー@伊坂 幸太郎

オー!ファーザー

伊坂 幸太郎 / 新潮社



内容(「BOOK」データベースより)
みんな、俺の話を聞いたら尊敬したくなるよ。我が家は、六人家族で大変なんだ。そんなのは珍しくない?いや、そうじゃないんだ、母一人、子一人なのはいいとして、父親が四人もいるんだよ。しかも、みんなどこか変わっていて。俺は普通の高校生で、ごく普通に生活していたいだけなのに。そして、今回、変な事件に巻き込まれて―。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
伊坂/幸太郎
1971年千葉県生まれ。1996年サントリーミステリー大賞で、「悪党たちが目にしみる」が佳作となる。2000年『オーデュポンの祈り』で、第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第二十五回吉川英治文学新人賞を、「死神の精度」で第五十七回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2008年には『ゴールデンスランバー』で、第五回本屋大賞と第二十一回山本周五郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

母親が浮気とうか、4マタかけてて、そのまま結婚式までしちゃった
そんなファミリー。
ありえないけど
4人の父親一人ひとりはとても個性的で面白く、魅力的だ。

唯一の共通点は
主人公を自分の息子だと、信じている(調べていない)
そして
主人公のことろ大切な息子で大事に想っている、ということ。


母親は最後にちょこっとでてくるだけだけど
でも、4人の魅力的で、個性的な男性を魅惑する
そんな女性なのだなー、もっと知りたいなー、などと思った。
# by mozuku0906 | 2012-09-09 11:37 | books(作家あ・か行)

すみれ@青山 七恵

すみれ

青山 七恵 / 文藝春秋



内容説明
「私がはじめて頭ではなく、心で書いた小説です」
そう作者が語る、今年度最高の感動作!

「一九九六年の秋から一九九七年の冬にかけて、レミちゃんはわたしたちと一緒に暮らした。」
――十五歳のわたしの家にとつぜんやってきて、一緒に棲むことになった三十七歳のレミちゃん。
むかし作家を目指していたレミちゃんには「ふつうの人と違う」ところがあった……。

季節の移り変わりとともに描かれる人の人のきずな、人間のみにくさと美しさ。
そして涙がおさえられない最後が待ち受ける。
いま筆力を最も高く評価されている、日本文学の正統な担い手による最高傑作。
内容(「BOOK」データベースより)
「あたし、当たり前の幸せなんか、いやだ…」。大人になりきれない37歳のレミちゃんともう子どもではいられない15歳の藍子。心ゆさぶる友情の物語。


本当に大事なものは、なかなか言葉にできない。
いろんなオブラードに包んだり、色眼鏡で見たり。

でも
ダイレクトに伝えることが、賢いとも思えない。

人と人のつながりって、難しくて

相手を労わることことと
相手を同情することと
相手を大事にすることと

その差というか、別の感覚のようで似ているところもあり


それは、敏感な人はするにわかることで
鈍感な人にはわからなくて。

十人十色、ではあるものの
その感覚の差って、大きい。
# by mozuku0906 | 2012-09-01 14:29 | books(作家あ・か行)

ピエロの舌@安斎 美樹

ピエロの舌

安斎 美樹 / 三一書房





内容(「BOOK」データベースより)
心理の綾にひそむ人生の劇的な細密画。人間の「心」とはこうも複雑精妙なものなのか…不思議な静謐さと「人生の謎」にみちた6編の短編小説。


内容(「MARC」データベースより)
心理の綾にひそむ人生の劇的なミニアチュール。人間の「心」とはこうも複雑精妙なものなのか…。不思議な静謐さと「人生の謎」にみちた短編小説集。表題作他全6編を収録。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
安斎/美樹
1948年仙台市に生まれる。宮城教育大学国語専攻卒。高校教諭、中国語通訳等を経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



あとがきを読んだら、とても面白い人生を歩んでみえる人だった。
仙台から、上京して教師をしたかと思えば、中国へ行って暮してみたり。

著者自身が面白い感覚の持ち主だからか
文章も、フラットであり、かつ、情緒的で、読みやすかった。
# by mozuku0906 | 2012-08-30 14:17 | books(作家あ・か行)

鈴の神さま @知野みさき

鈴の神さま (一般書)

知野みさき / ポプラ社



内容紹介
やさしい想いに満たされる、ほっこりファンタジー!
疲れた心にじんわり効きます。

四国の山間にある小さな町・高野町を舞台に、さまざまな時代に生きる人々と、
愛くるしい男の子の姿をした鈴の神さまのふれあいを温かく描いた短編連作。

中学生の冬弥は春休みに訪れた四国の祖父の家で、不思議な男の子・沙耶に出会う。
甘いものが大好きな可愛い子どもにしか見えない沙耶は、実は「鈴の神さま=鈴守」だった。
ずっと続けてきたピアノとの向き合い方に悩んでいた冬弥は、沙耶と過ごす時間を通して
やわらかな気持ちを取り戻していく――表題作「鈴の神さま」のほか4編を収録。

2012年、第4回角川春樹小説賞を受賞した期待の新鋭のデビュー作です!

【著者プロフィール】
知野みさき(ちの・みさき)
1972年生まれ。ミネソタ大学卒業。東京でウェブ編集の仕事に携わったのち
カナダに渡る。現在、バンクーバー在住。五大銀行のひとつで内部監査部員を
務めている。
2010年、『連翹荘綺譚』が第5回ポプラ社小説大賞最終候補作となる。
2012年、鈴木みく名義で応募した『加羅の風』で第4回角川春樹小説賞を
受賞。受賞作は10月刊行予定。
内容(「BOOK」データベースより)
あの山のてっぺんに住んでいるのは誰?それはきっと、小さな神さま―。四国ののどかな田園を舞台に、やわらかく紡がれる5つの物語。第4回角川春樹小説賞受賞作家のデビュー作。


ほっこり、ファンタジー。

初めて知野さんの本を読んだのだけど
読みやすくて、文章もやさしくて、よかった。

大切なものは、語り続けること。

光陰矢のごとし、
毎日は過ぎ去っていくけど
かわらないもの、そういうものが大切で。

守ることは大切と、わかっていても
それを自分自身がなすことと、中々できない。


幸せな生活って何?

価値観は様々だけど・・・・

幸せばっかりな人生もないけど。
諦めも必要だけど。


かわりたくないもの
かえたくないもの

ってあるなぁ~
# by mozuku0906 | 2012-08-30 12:39 | books(作家さ・た行)

配達されたい私たち@一色 伸幸

配達されたい私たち

一色 伸幸 / 小学館



内容紹介
うつを克服した人気脚本家が挑む初小説

うつ病の主人公(男・32才)はただひたすら、死ぬことを考えている。ある日、
死に場所としてはいった近所の廃屋で、偶然見つけた、7通の手紙。それは、過去に、
郵便局員に破棄された手紙の束だった。彼は思いつく。「オレが全部配達してやる。配達し終えたらそのご褒美として、ラクになろう」
彼は死と、その痛みを先延ばしする口実を、朽ちた家で見つけたのだった。
7通の手紙を律儀に配達し、そこに込められる悲喜劇に遭遇し、彼は久しぶりに
心の揺らぎを感じる。それは自殺をやめる動機に繋がるのか。それとも……。
神経症の時代に送る、読む抗うつ剤的小説。

内容(「BOOK」データベースより)
32才、男、うつ病一年生。首を吊ろうとしたオレを変えたのは、心が刻まれた7通の手紙だった。映画『私をスキーに連れてって』『僕らはみんな生きている』の脚本家が描く、読む抗うつ剤小説。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
一色/伸幸
1960年2月24日東京生まれ。1982年、『火曜サスペンス劇場・松本清張の脊梁』で脚本家デビュー。以後、映画『私をスキーに連れてって』『彼女が水着にきがえたら』『波の数だけ抱きしめて』『木村家の人びと』『病院へ行こう』『僕らはみんな生きている』等や、アニメ、テレビドラマで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

筆者がうつにかかったことがあると知らずに読んだ。


濃ゆいな!!!てのが感想かな。

てか、
ラストが悲しくて。


1つ1つのストーリー読んで。
人生って、辛いな。
早く終わってほしいな。

そう、思うことが、「マイナス」なのではなくて

「辛いな」とか「しんどいな」よりも

無感動になることが、危険なのだとわかった。



個人的には、「取り返しがつかない」死刑囚のラブストーリーが一番心に残ったかな。
# by mozuku0906 | 2012-08-28 16:49 | books(作家あ・か行)