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読んだ本などなど。
by mozuku0906
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母さんのコロッケ ~懸命に命をつなぐ、ひとつの家族の物語~@喜多川 泰

母さんのコロッケ ~懸命に命をつなぐ、ひとつの家族の物語~

喜多川 泰 / 大和書房



内容(「BOOK」データベースより)
脱サラして塾を立ち上げた主人公・秀平。自分の仕事に疑問を抱いていた彼は、子供たちに「挑戦する勇気」を与える塾を作ろうとしていた。だが、思うように生徒は集まらず焦りと不安を感じる日々が続く。そんなある日、たまたま買ったのど飴「ルーツキャンディ」をなめてみると…。子供のときは気づかなかった、親の愛の大きさ―。ベストセラー作家が贈る究極の家族小説。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
喜多川/泰
1970年生まれ。愛媛県西条市出身。東京学芸大学卒業。98年、横浜市に学習塾『聡明舎』を創立し、今までになかった新しい塾の形を追求し続けている。2005年、『賢者の書』(ディスカバー21)で作家としての活動を開始する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

喜多川さんの本は
生きる上でのキーワードがたくさん詰まっている
(詰まりすぎているというても過言ではないかも)

今、生きているのは、父と母の2人から成り立っていて
その父母は祖父母から4人からなっていて。
そう考えると
10代まえは2の10乗。
30代前は2の30乗になるのだけど

30代前にはそんなにたくさん人口はいない。
ということは、隣の他人は、どこかで自分とつながっていて。

そういうのを考えると
見ず知らずの人にさえ、ちょっと優しくなれる。

そういう考え方をみんなができたら、
もっともっといきやすい世界になるのにな。
# by mozuku0906 | 2012-09-16 11:12 | books(作家あ・か行)

フィッシュストーリー@伊坂 幸太郎

フィッシュストーリー

伊坂 幸太郎 / 新潮社



内容(「BOOK」データベースより)
「なあ、この曲はちゃんと誰かに届いてるのかよ?」売れないロックバンドが最後のレコーディングで叫んだ声が時空を越えて奇蹟を起こす。デビュー第一短編から最新書き下ろし(150枚!)まで、小気味よい会話と伏線の妙が冴える伊坂ワールドの饗宴。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
伊坂/幸太郎
1971年千葉県生まれ。’95年東北大学法学部卒業。’96年サントリーミステリー大賞で、『悪党たちが目にしみる』が佳作となる。2000年『オーデュボンの祈り』で、第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。’03年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞を、’04年「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞短編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「fish story」とは、「ほらばなし」という意味らしい。

いつもの「黒澤」が主人公、脇役な話が多かった。

昔読んだことがあるはずなんだけど
ほとんど忘れていた(苦笑)
# by mozuku0906 | 2012-09-14 18:44 | books(作家あ・か行)

サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3@村上 春樹

サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3

村上 春樹 / マガジンハウス



内容紹介
男がオムレツを作るとき、どんな風景がいちばんふさわしいでしょう?
おたくの猫には、音楽の好き嫌いがあると思いますか?
村上春樹さんは占い師として、はたして大成したでしょうか?etc.
最新のムラカミ情報満載! の「村上ラヂオ」第三作。
雑誌アンアン連載中は、“猿もカモシカも狸も、わざわざ山を下りて「アンアン」を毎週買いに来た"というほどの人気ぶり、とか。
くれぐれも読み逃しのないよう、よろしくおねがいします。
内容(「BOOK」データベースより)
男がオムレツを作るとき、どんな風景がいちばんふさわしいでしょう?おたくの猫には、音楽の好き嫌いがあると思いますか?村上春樹さんは占い師として、はたして大成したでしょうか?最新のムラカミ情報満載の「村上ラヂオ」第三作。
著者について
村上 春樹 (むらかみ・はるき)
1949年生まれ。小説家。
早稲田大学第一文学部卒業。'79年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。
主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、
『ノルウェイの森』、『国境の南、太陽の西』、『ねじまき鳥クロニクル』、
『海辺のカフカ』、『アフターダーク』、『1Q84』がある。
『神の子どもたちはみな踊る』、『東京奇譚集』などの短編小説集、エッセイ集、紀行文の他、
スコット・フィッツジェラルド やレイモンド・カーヴァー、レイモンド・チャンドラーなど、多くの翻訳書も手がける。
大橋 歩(おおはし・あゆみ)
イラストレーター。
1940年、三重県生まれ。多摩美術大学卒業。
'64年、「平凡パンチ」の表紙イラストでデビュー。
その後、雑誌や 単行本、広告など、 多様なジャンルで活躍。



さすがの、村上ラヂオ。

ジをヂと書きたくなったのは、
このエッセイのせいかも?

ほっこり、しっとり。

また読みたいから買おうかな・・・
# by mozuku0906 | 2012-09-12 20:32 | books(作家ま・や行)

重力ピエロ@伊坂 幸太郎

重力ピエロ

伊坂 幸太郎 / 新潮社



Amazon.co.jp

半分しか血のつながりがない「私」と、弟の「春」。春は、私の母親がレイプされたときに身ごもった子である。ある日、出生前診断などの遺伝子技術を扱う私の勤め先が、何者かに放火される。町のあちこちに描かれた落書き消しを専門に請け負っている春は、現場近くに、スプレーによるグラフィティーアートが残されていることに気づく。連続放火事件と謎の落書き、レイプという憎むべき犯罪を肯定しなければ、自分が存在しない、という矛盾を抱えた春の危うさは、やがて交錯し…。
著者は、新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『オーデュボンの祈り』で言葉を話すカカシを登場させ、『陽気なギャングが地球を回す』では、特殊能力を持ったギャング団一味を軽妙なタッチで描いてみせた伊坂幸太郎。奇想天外なキャラクターを、巧みなストーリーテリングで破綻なく引っ張っていく手法は、著者の得意とするところである。本書もまた、春という魅力的な人物を縦横に活躍させながら、既存のミステリーの枠にとらわれない、不思議な余韻を残す作品となっている。

伊坂流「罪と罰」ともいえる本書は、背後に重いテーマをはらみながらも、一貫して前向きで、明るい。そこには、空中ブランコを飛ぶピエロが、一瞬だけ重力を忘れることができるように、いかに困難なことであっても必ず飛び越えることができる、という著者の信念が感じられる。とくに、癌(がん)に冒されながらも、最後まで春を我が子として支援する父親の存在が、力強い。春が選んだ結末には賛否両論があるに違いないが、「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」と春に語らせた著者のもくろみが成功していることは、すがすがしい読後感が証明している。(中島正敏)


内容(「BOOK」データベースより)
連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。無意味な言葉の羅列に見える落書きは、一体何を意味するのか?キーワードは、放火と落書きと遺伝子のルール。とある兄弟の物語。


レイプ事件。
落書き。
放火。

『よくあること』なのか?

加害者は。
被害者は。

復讐は。


兄弟の愛、親子の愛。

自分の身の回りの人たちを
こんな風に大切に思えるようになったら、
人生はもっと、もっと充実するかもしれない。


大切だからって、信頼していても
信用していても、大事にできないこともある。

人生は、複雑だ。
# by mozuku0906 | 2012-09-09 11:45 | books(作家あ・か行)

きみはいい子@中脇 初枝

きみはいい子 (一般書)

中脇 初枝 / ポプラ社



内容紹介
ある雨の日の夕方、ある同じ町を舞台に、誰かのたったひとことや、ほんの少しの思いやりが生むかもしれない光を描き出した連作短篇集。
夕方五時までは帰ってくるなと言われ、雨の日も校庭にたたずむ生徒と新任教師との心のふれあいを描く「サンタさんの来ない家」をはじめ、娘に手を上げてしまう母親とママ友との物語、ひとり暮らしが長くなった老女と、家を訪ねてきたある男の子との物語など、胸を打つ作品を五篇収録。
人間の優しさとその優しさが生む光が、どれほど尊くかけがえのないものかをあらためて感じさせる感動作。

【帯より、宮下奈都さんコメント】
読みながら、震えた。ものすごいことが書かれている。
震え、泣き、それでも確かな希望が胸に灯る。人間を信じよう、という気持ちになる。―宮下奈都(作家)
内容(「BOOK」データベースより)
夕方五時までは家に帰らせてもらえないこども。娘に手を上げてしまう母親。求めていた、たったひとつのもの―。それぞれの家にそれぞれの事情がある。それでもみんなこの町で、いろんなものを抱えて生きている。心を揺さぶる感動作。



読んでいるうちに、苦しくて、苦しくて。
悲しくて、続きが読めなくなってしまった。

生きていることが、苦しくて。

我が子が、こんな世の中にさらされるのか・・・
と、思うと、さらに苦しくて。
生きることって、苦しすぎる。

どうしてだろう。
# by mozuku0906 | 2012-09-09 11:42 | books(作家な・は行)