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また、茶道の小説を読みました。 お茶の先生が貸してくださった本です。 利休遺偈とは、利休さんが最後に遺した言葉。 人生七十 (じんせいしちじゅう) 力囲希咄 (りきいきとつ) 吾這寶剣 (わがこのほうけん) 祖佛共殺 (そぶつともにころす) 堤る我得具足の一太刀 (ひっさぐるわがえぐそくのひとつたち) 今此時ぞ天に抛 (いまこのときぞてんになげうつ) 天正19仲春二五日 利休宗易居士 ストーリーは史実に基づいているので下記のとおり。 表千家5代随流斎(1650~1691)の『延紙ノ書』に「万代屋宗貫、今日にて茶の湯可仕候由にて、利休遺偈を借り、それより返し不申候」とあり、万代屋宗貫(利休の女婿、万代屋宗安の子)が、京で茶の湯をするのでと借用し、その後行方知れずとなっていたが、7代如心斎(1705~1751)の時、江戸深川の豪商・冬木家 上田小平治が所持していることがわかり、寛延4年(1751)6月千家に戻った。千家からは長次郎作「北野黒」の茶碗と利休の織部宛消息「武蔵鐙の文」がおくられたという。 それをとてもわかりやすく小説にしてありました。 千家の歴代当主が3家分載ってましたが、いずれの家も短命で。 それくらいのプレッシャーの中で当主はいるのかぁと思うとお茶についてもっと精進せねばと思うのでした。 井ノ部康之さんは茶道についての本を多数書かれているのがわかったので 図書館で調べてみようかと思います^^ 自分が「面白い」と思うのが茶道に興味あるからかもしれないのですが 私にとっては色々と勉強になる本でした。
by mozuku0906
| 2010-06-02 22:55
| books(作家あ・か行)
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